証券アナリスト1次レベル試験 受験の計画をたてる
ここでは、1次レベル試験の概要(内容と合格までのプロセス)をまとめています。
目次
1次試験の受験資格は、通信教育講座を修了すること
証券アナリスト1次試験の受験資格は、証券アナリスト協会の「1次レベル通信教育講座」を修了することです(必須)。通信教育講座は毎年6月から始まり翌年3月に終わりますので、次の4月から受験することができます。(受講中は受験できません)
ちなみに、通信講座には宿題や課題はありません。お金を払うだけ。受験資格を買うようなものです。
いつ申し込むか
通信教育は6月から始まり毎月テキストが送られてきますが、必ずしも6月に開始する必要はなく、翌年の1月まではいつでも受講できます。6月よりあとに受講を始めると、それまでのテキストが一括で送られてきます。
受験が確実な場合は、今が1月であっても、受験資格を得るために、とにかく申し込んでしまいましょう。次の6月から受講を始めると、受験資格が得られるのは、はさらに1年先になってしまいます。ちなみに、2-3月でも、試験の受験票発送前なら受講できてしまうらしい、ということも聞いたことがあります。(お金を振り込んだあとに連絡してしまえば何とかなるらしい。本当かどうかは不明ですが、どうしても今年受験したい人は協会に電話で問い合わせてみてください。)
本当に受験するかどうか分からない人は、通信教育の受講とは関係なく試験勉強を始めておいて、受験が確実になってから申し込めばよいです。(こちらも締め切りは1月ですが)
手早く、確実に合格するための作戦は
1次試験の3科目はまとめて合格する必要はなく、1科目ずつ合格すればよいです。最近は、春に2科目、秋に残り1科目受かるつもりで勉強するという方が多いようです。証券分析は、他の2科目と内容が重複しているということも考慮しましょう。(ただし、初めての試験から6回以内に全科目合格する必要があります。
有効期限に注意!
通信教育を始めてから合格までの期間に制限事項があります。がんばって取った合格実績や通信講座の費用を、ちょっとした不注意で無駄にしないために緻密な学習スケジュールを立てましょう。
4年以内に全部受講が必要
通信教育は一科目ずつ受講できますが、4年の間に3科目すべて受講を始めなければなりません。試験内容は科目間で重複があるので、1科目ずつ受講せず3科目いっぺんに受講しましょう。
3年以内に(6回の試験で)合格が必要
3年目の最終試験で不合格なら、その科目の再受講が必要です。再受講を忘れていると、全科目無効になってしまいます。宿題もない通信教育で再受講とか何の意味があるのか分かりませんが、そういう制度なので気をつけてください。受講していたことを忘れていたりして危ない人は、詳細を証券アナリスト協会のサイトで確認しましょう。
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