証券アナリスト協会推薦図書
証券アナリスト協会推奨図書についての情報です。証券アナリストの講座のサブテキストとして、アナリスト協会が推奨してくる図書があります(第1次、第2次レベル共通)。ファイナンスを勉強するんだったら机の上に一冊ぐらい置いといてもいいんじゃないの、というよい本もあります。以下、管理人の勝手評価で紹介いたしますので、ご参考にどうぞ。
目次
証券分析<新・証券投資論>
この本は、「証券投資論 第3版(5900円)」が、2冊になって合計9240円とふざけた価格改定しちゃった本です。
値段の話はさておき、ファイナンスの教科書としては最もスタンダードな本で、証券アナリストを勉強するなら持っておいていいのではないかと思われる1冊です。学生のレベルにもよりますが、学部のゼミテキストとして使われるレベルです。あと、購入するだけで「証券アナリストの勉強してる」という、根拠のない満足感に浸れるといった点でもオススメです。
この本は高すぎる、 難しすぎる、という方は、同じく協会推薦図書「経済学とファイナンス」著者の大村敬一氏が書いた「証券投資理論入門 (日経文庫)」から入ったほうがいいと思います。こちらは、証券投資論の要約版といった感じです。
財務分析<財務会計―財務諸表分析の基礎>
ずばり、買わなくていい本。この本で、試験対策をしても合格しないです。内容は、たしかに財務分析の基本なのですが、この本じゃなくても財務分析の基本は学べます。読んでもよく分からない、面白くない、試験勉強にもならないという点で「大学の教科書」っぽいです。財務分析の試験勉強は、試験対策のまとめ本でやりましょう。
机の上に飾るにも貧相な装丁なので★1つ
経済学<経済学とファイナンス>
「証券投資論」と同じく机の上に一冊あってもいい本です。経済学は、証券アナリスト試験専用のよい教科書がないですが、この本は、受験用の学習テキストとしてだけでなく、普通の経済学の本としてもとてもよい本です。内容は、マクロ経済学・金融・国際経済の3部立てです。特に、経済学を一度も学んだことがない方は一冊持っておくことをお勧めします。
内容はやや難解なので、すぐに理解できないかもしれないですが、TACなどのまとめテキストとあわせて読み進めていくと理解が深まります。また、試験合格後にも、折に触れて読んで「経済学の感覚」を取り戻すのに使える良書です。
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